vol.016(2018/05/19)『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜』

1.書誌情報

書名:WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜

著者:佐渡島 庸平

発行日:2018年5月10日

発行者:幻冬舎

Amazonリンク: http://amzn.asia/1bkWGYn

 

2.目次

はじめに

第1章 現代の孤独とコミュニティ

第2章 持続可能な経済圏としてのコミュニティ

第3章 安全・安心とは何か?

第4章 コミュニティを編集する

おわりに

巻末ブックリスト

 

3.内容紹介

コミュニティの価値と可能性、そしてそのつくりかたについて佐渡島庸平さんの考え方がまとめられた本です。

著者の佐渡島庸平さんは『君たちはどう生きるか』『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』をプロデュースした編集者です。

これまで「コミュニティ」という言葉は、地域社会・地域共同体などと訳されてきました。

しかし、近年では、インターネットの発達によって、「地域」に限定されないコミュニティが成立しやすくなっています。

それは、「好きなひと」や「好きなもの」でつながるコミュニティです。

そして、企業にとっても、持続的なビジネスのために、今こうしたコミュニティをつくることが求められています。

例えば、ある企業がランニングシューズの通販ショップを運営しているとします。

この時、ランニングシューズを単に並べて売るだけであれば、価格以外に他店と差別化を図ることはできず、価格競争に巻き込まれてしまうことでしょう。

しかし、そのお店がランナーにとって嬉しい情報を届けるメールマガジンを発行していたらどうでしょうか。

そのメールマガジンの内容がランナーにとって有意義なものであれば、その人のお店で、その人のオススメの品を買いたくなるのではないでしょうか。

これは1対Nのコミュニティの例です。

この本では、コミュニティはさらに一歩進んで、N対Nの形になっていくと述べられています。

ランナーの例で言えば、その通販ショップが練習会を開いたり、ショップのお客様でチームをつくって大会に参加したり。

こうした「場」を設けることで、お客様同士でのコミュニケーションが生まれます。

このコミュニケーションが生まれる場が、N対Nのコミュニティです。

こうしたコミュティを持つことができれば、そのコミュティに参加できることに価値が生まれるため、その企業は選ばれ続けるでしょう。

 

4.こんなときに!経営への活かし方

コミュニティをつくることが、企業のビジネスの持続可能性に大きな影響を持つようになりました。

本書では、こうしたコミュニティの思想から、SNSの活用法、コミュニティ運営の方法など、具体的なコミュニティのつくりかた・続け方も紹介されています。

お客様とのしっかりとした関係を構築し、コミュニティ化していきたい企業にとって、とても役立つ本になっています。