vol.011(2018/04/07)『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本』

こんにちは、戸田です。

2018年4月7日です。

新年度が始まり、1週間が経過しました。

自社に新入社員が入ってきた方、初めての後輩ができた方、自身が異動となって業務に慣れようとしている方……さまざまではないかと思います。

本日はそんな新年度にぴったりの本をご紹介いたします。

経営読書塾メールマガジンvol.011のコンテンツはこちら。

 

目次

1.レビューNo.11『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本』

2.質問&レビュー募集

3.お知らせ

4.編集日記

5.次回予告『知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ』

それでは、さっそくブックレビューに入りましょう。

 

1.レビューNO.11『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本』

1-1.書誌情報

書名:ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本

著者:對馬 陽一郎

発行日:2017年5月17日

発行者:翔泳社

Amazonリンク: http://amzn.asia/2baXmFf

 

1-2.目次

はじめに

第1章 「先延ばし癖」を何とかしたい!

第2章 「段取りができない」を何とかしたい!

第3章 「ケアレスミス」を何とかしたい!

第4章 「物忘れ」を何とかしたい!

第5章 「片づけられない」を何とかしたい!

第6章 「職場・仕事の人付き合い」を何とかしたい!

 

1-3.内容紹介

「どうしてまた突然発達障害の本を?うちではまだ障害者は雇っていないんだけど……」と思われたかもしれません。

しかし、あなた自身、あるいはあなたの部下、後輩など周囲を見てみた時にこんな悩みはないでしょうか?

  • やらなければならない仕事をついつい先延ばし。〆切直前にあわてる羽目に
  • 事務作業の段取りができない
  • メールの誤送信を頻発してしまう
  • 鍵、財布、携帯をすぐ失くしてしまう

こうした症状は、ADHD/ADDをはじめとした発達障害のある方によく見られる特徴です。

が、発達障害ではなくとも、仕事をする上で、人によってはよく起こしてしまいがちなミスではないでしょうか。

例えば、僕などは頻繁に物をどこかに置いてきたり忘れてきてしまいます。

傘を持って出かけたとき、再びその傘が我が家に帰ってくるのは50:50くらいの確率です。

腕時計もあまりに置いてきてしまうため、もう着けるのをやめてしまいました。

本書は、発達障害の方によく起こりがちな仕事上のトラブルに対し、医療的なアプローチではなく、現場の人が現場の仕事に対応するために編み出した方法、工夫を紹介しています。

そのどれもが「気をつけましょう」「注意しましょう」という精神論ではなく、具体的で実行可能な工夫であり、発達障害であるか否かにかかわらず、トラブルを防ぐ上で役立つものが満載です。

ぜひ敬遠せずに手にとってみていただければと思います。

 

例:仕事の〆切が守れない

せっかくなので、本書より一つ具体例を紹介します。

やらなければならない仕事をつい先送り。まだ時間があるさ……と思っているうちに大変なことに

僕も大概〆切直前になって追い込まれないと始められないタイプなのですが、仕事のクオリティを担保するためには、一晩寝かせて熟成させる時間が本当は必要だよなあ……などと感じているところです。

こちらについて本書で紹介されている解決法は以下の通りです。

求められる対応:時間感覚を実感させやすくし、タスクの優先度を上昇させる方法を考える

対応方針:カウントダウン方式でタスク管理すべし

具体例:フリーウェア「インフォーメション」というスケジュール管理ソフトを使い、タスクの一元管理とタスクごとの「あと◯日」という〆切を表示させる

上記に見られるように、活用すべき具体的なツールまで紹介してくれるのが本書の特徴です。

もちろん合う合わないがありますので、すべて本書の通りに取り組む必要はありませんが、参考になるものも多いはずです。

 

1-4.こんなときに!経営への活かし方

本書を読んでみて、まずは自分自身にあてはめてみるとよいかもしれません。

「私もこんなミスはけっこうやりがちだな……」というものがあれば、その改善に役立つでしょう。

さらに、本書が最も役立つのは、社員や部下、後輩にこうしたミスが目立つときでしょう。

ここで挙げられている話は、ともすれば、ただの注意不足ややる気の無さの表れでは?と思われがちです。

しかし、その時に「なんでできないんだ!」と叱るだけでは、改善していくことは難しいでしょう。

こうした時に、「なぜできないのか」を一緒に考え、「ではどうしたらよいか」を精神論ではなく、仕事の進め方を変えたり、一工夫したりすることで、改善していくことができるかもしれません。

誰かの仕事を教え導く役割を担う方には特に一読をオススメします。

 

2.質問&レビュー募集

読者のみなさまからの質問やコメントは随時募集中です。

このメールにそのまま返信できますので、お気軽にお寄せください。

 

3.お知らせ

4月22日に当社協賛の講演会が開催されます

『milieu』編集長 塩谷舞さんをお招きした講演会が開催されます。

4月22日(日)14時00分より静岡マルイ8階エニシア(静岡市)にて。

静岡にて実力派インフルエンサーのお話を聞くことのできるまたとない機会ですので、ぜひぜひご参加くださいませ。

詳細・お申込みはこちら↓

https://shizuokaciotan.peatix.com/

 

4.編集日記

2018年度が始まりましたね。

当社の決算は5月ですので、経営の振り返りはまだ少し先なのですが、行政や大学などの受託業務は一区切りがつきました。

新年度で環境が変わられた方も多いかもしれません。

心身の健康には気をつけつつ、新たな気持でやっていきましょう。

 

5.次回予告『知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ』

さて、次号で取り上げる本はこちらです。

『知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ』(講談社,2002)

Amazonリンク: http://amzn.asia/esPtoNf

「物事を多角的に視て、考える」

ただ、それだけのことが、常識に囚われた私たちにはとても難しいことでもあります。

本当に「自分の頭で考える」というのはどういうことか、そんなことを考える上でヒントになる本です。

お楽しみに。

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