vol.008(2018/03/03)『鬼速PDCA』

こんにちは、戸田です。

2018年3月3日です。

3月に突入しましたね。

年度末です。

前職の頃ほどではありませんが、今も行政系の仕事はいくつか受けており、年度末はわりとバタつく時期です。

それでして花粉も飛び出してつらい……。

体調に気を付けて3月を乗り切ってきましょう。

それでは、経営読書塾メールマガジンvol.008をお届けします。

本日のコンテンツはこちら。

 

目次

1.レビューNo.8『鬼速PDCA』

2.質問&レビュー募集

3.お知らせ

4.編集日記

5.次回予告『マンガで身につく多動力』

それでは、さっそくブックレビューに入りましょう。

 

1.レビューNO.8『鬼速PDCA』

1-1.書誌情報

書名:鬼速PDCA

著者:冨田 和成

発行日:2016年10月24日

発行者:クロスメディア・パブリッシング

Amazonリンク: http://amzn.asia/eHNLdES

 

1-2.目次

はじめに

1章 前進するフレームワークとしてのPDCA

2章 計画初級編:ギャップから導き出される「計画」

3章 計画応用編:仮説の精度を上げる「因数分解」

4章 実行初級編:確実にやり遂げる「行動力」

5章 実行応用編:鬼速で動くための「タイムマネジメント」

6章 検証:正しい計画と実行の上に成り立つ「振り返り」

7章 調整:検証結果を踏まえた「改善」と「伸長」

8章 チームで実践する鬼速PDCA

おわりに

 

1-3.内容紹介

「PDCAサイクル」という言葉を聞いたことのない経営者、ビジネスパーソンはほとんどいないでしょう。

古典的でありながら、現在も色褪せないフレームワークです。

が、このサイクルをきちんと理解して実行に移すことができている方はどれほどいらっしゃるでしょうか。

本書では、このPDCAの考え方をしっかりと学んだ上で、これを「鬼速」で回し続けることによって、ハイスピードで事業を前進させ続けるための方法論について知ることができます。

 

PDCAこそ最強のスキル

PDCAは、Plan(計画)-Do(行動)-Check(検証)-Ajust(調整)という4つの工程をまわすことによって、生産工程や業務改善を図るための古典的なフレームワークです。

※一般的にPDCAはPlan-Do-Check-Actionとされていますが、本書では、ActionではなくAjustとされています。

事業を進めていく上で、何もかもが計画通り上手くいくことなどありえません。

このとき、計画をきちんと立て、その計画に基づいて行動し、その成果を検証し、成果に応じて調整していくことができれば、事業の改善点などに早期に気付くことができ、事業や仕事の有効性を向上させることができるのです。

著者は「PDCAこそ最強のビジネススキルである」と断言しています。

PDCAは個別のビジネススキルとは別次元のものであり、事業を進めていくためのベースとなるスキルです。

PDCAをしっかりと身につけ、そのサイクルを回すスピードを早くすることで、事業、仕事の成功確率、スピードを高めることができるのです。

 

PDCAはPlan(計画)が肝

「計画はPDCAの5割を占める」と著者は述べます。

では、この計画をどのように立てるのでしょうか。

これは「実現したいゴール」から逆算して設定していくことになります。次のワークフローをご覧ください。

①ゴールを定量化する(KGI)

②ゴールと現状のギャップ・課題を洗い出す

③ギャップ・課題の解決策を定量化する(KPI)

④解決策を分解し、DO(行動)に落とし込む(KDI)

……といった流れになります。

少しイメージしにくいかもしれませんね。

具体的なケースを想像しながら考えてみましょう。

例)

あなたは旅館業を営んでいます。最近の悩みはスタッフ不足。

特に繁忙期は人手が足らず、部屋は空いているのに予約を断らないといけない状況まで生じています。

そこで、この課題を解決することを目標にしたいと思います。

 

①ゴールを定量化する(KGI)

「人手不足により対応できない事態を解消」がゴールなので、これを定量化します。

ここでは仮に、次のように設定します。

例)

人手不足により予約を受付できない客数:1件以内(同前年度実績:7件)

これがKGI(Key Goal Indicator)となります。

 

②ゴールと現状のギャップ・課題を洗い出す

「なぜこうした事態が生じているのか?」という問題について課題を洗い出します。

例)

・繁忙期はスタッフの数が足りていない

・スタッフが足りないことにより受付が遅くクレームが生じ、その対応にますます時間が取られる

 

③ギャップ・課題の解決策を定量化する(KPI)

上記の課題について定量化し、これをKPI(key performance indicator)とします。

例)

・繁忙期の短期スタッフを+5名確保する

・受付を効率化するため、予約情報を一元化する(電話・FAX・Web予約情報をすべて当日中に一元化)

 

④解決策を分解し、DO(行動)に落とし込む(KDI)

・スタッフ確保

→既存スタッフに紹介を依頼する(従業員全員・今週中)

→繁忙期の2カ月前からアルバイト情報誌にて募集をかける……etc

・予約情報の一元化

→予約情報を一元化しやすいようスプレッドシートを作成する(今週中)

→予約管理スタッフへの教育・訓練(今月中)……etc

 

以上、簡単にではありますが、例を挙げてみました。

イメージの助けになりましたでしょうか。

すべてのステップで大切なポイントは、定量化すること、期日を定めることです。

定量化し、期日を決めることにより、PDCAの「DO」において、具体的に何をすればよいのかが明確になり、間に合わなくなります。

また、「Check」において、達成できたか否かが客観的に評価できるようになり、改善すべきか否かが判断しやすくなります。

 

鬼速でサイクルをまわす

本書では、こうしたP(計画)をふまえて、DCAのサイクルをまわす具体的な実践法が続きます。

PDCAサイクルをまわすことにおいて重要なのはそのスピードです。

PDCAをまわすといっても、検証が1年おきでは、事業の改善、前進する速度は遅々として進まないでしょう。

著者の会社では、こうしたPDCAを確認する進捗ミーティングを半週に一度実施しているとのことです。

半週に一度状況を確認し、行動を調整、改善することで事業の進むスピードを格段に高めていけるとのこと。

この「鬼速」なスピード感でPDCAをまわすことが事業を加速させていくことでしょう。

 

1-4.こんなときに!経営への活かし方

PDCAサイクルは、官民を問わずとても浸透しているフレームワークです。

だからこそ、なおざりになったり、あるいは古いものとされていますが、本書を読むことによって、その重要性、有効性についてあらためて考えることができます。

PDCAは経営だけでなく、プライベート、自分の人生の目標、その目標に向けた行動を管理していく上で非常に強力なツールです。

PDCAを実践し、経営、人生のスピードアップを図りましょう。

 

2.質問&レビュー募集

「経営読書塾」では、塾生(読者)のみなさまからの質問や感想、コメントなどなど、いつでもお待ちしております。

このメールにそのまま返信できますので、お気軽にお寄せください。

いただいた質問については、その次の配信でご回答させていただく予定です(内容によっては個別にご回答いたします)。

「こんな本をレビューしてほしい」といったご要望もお待ちしております。

また、「自分もレビューを書いてみたので紹介してほしい!」といった持込も大歓迎です。

レビューを書くと、自分の頭の中が整理され、また読んでみるだけでは気付かなかった発見があるかもしれません。ぜひチャレンジしてみてください。

 

3.お知らせ

LINE BOT勉強会 IN 掛川を開催しました

2月21日(水)静岡県掛川市にて「LINE Bot勉強会 in 掛川」を開催しました。

……と先週もお伝えしておりましたが、いまだ開催報告を書けていません。

これもPDCAですね。調整していきます。

 

厚生労働省セミナーに登壇します

厚生労働省による『高度外国人材活用促進セミナー』が東名阪3会場にて開催されます。

外国人材の採用・定着を検討されている企業経営者・人事担当者向けに、外国人にとって魅力ある就労環境を整えていくためのポイントをご紹介するセミナーとなっております。

このうち、3月14日(水)14:00-16:00に名古屋国際会議場にて、開催される名古屋会場セミナーでは、第2部パネルディスカッションに戸田も登壇してお話させていただきます。

参加無料ですので、ご興味・ご関心ありましたらぜひご参加ください。

詳細・お申込みはこちら↓

http://www.chugai.gr.jp/gaikokujinzai/

 

4.編集日記

メルマガ配信が夜遅くになってしまい申し訳ありません。

本日3月3日は International Open Data Dayでした。

誰もが自由に使うことができる「オープンデータ」を作ったり、 使ったり、考えたりするイベントを世界中の都市で同日開催するお祭りとのこと。

戸田も「オープンデータデイ2018 in 掛川」のRESASアイデアソンに参加していました。

こうしたイベントに出てディスカッションするのも刺激になりますね。

これからも時々参加していくようにしたいと思います。

 

5.次回予告『マンガで身につく多動力』

次号で取り上げる本はこちら。

堀江 貴文,‎星井博文,‎三輪亮介『マンガで身につく多動力』(クロスメディア・パブリッシング,2018)

Amazonリンク: http://amzn.asia/gWGIJyh

2017年にヒットした堀江貴文氏の『多動力』。

こちらがマンガ化されました。

ある日、会社のビルが全社員ごと突然無人島に転送されてしまう。現在地不明、食料も無い、究極のサバイバル。
鈴木は「多動力」を身につけ、生き残ることが出来るのか……!?

という「ど、どゆこと???」というストーリーです。

よくあるビジネス書マンガより奇想天外な展開、キャラクターで、気軽に楽しめる内容となっております。

お楽しみに。

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